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藤村 卓; 嘉悦 勲
膜, 8(3), p.142 - 149, 1983/00
微生物、細胞内の小器官であるオルガネラ、組織細胞など、複合酸素系を持つ生体触媒の固定化を、放射線法によるものを含めてレビューした。これまでの各固定化法の比較研究により低温放射線重合法による多孔質な担体が、基質・生成物の拡散にとって重要であることが明らかになりつつある。また、放射線重合法では、モノマー組成などをかえることにより、担体の性質を連続的に変化させて、固定化物の活性との関係を調べることができる。このような点は固定化の研究における放射線重合法の大きな利点である。